そのほかの症状KUWAJIMA CLINIC
そのほかの泌尿器科の診療案内
尿漏れ(尿失禁)
尿漏れ(尿失禁)は大きく以下の3つに分けられます。
■ 腹圧性尿失禁
咳をしたり飛び降りたり、急激に下腹部に力を入れた時におきる尿漏れ。40歳以上の女性で多くみられます。
■ 切迫性尿失禁
トイレに間に合わない、下着を下ろしているうちに尿が出てしまったといった、尿意から排尿までが短くコントロールがつかなくなって起きる尿漏れです。
■ 溢流性尿失禁
尿意も無くこれといったこともなく(力んだりしない)起きる尿漏れです。多くの場合膀胱内に大量に尿がたまっていて溢れた分が漏れてきており、かなり重症で治療も困難です。
尿路結石
男性に多く女性の2~3倍の割合でみられ、20~50歳に多いといわれています。尿に溶けこんでいるミネラル物質が何らかの原因で結晶となり、有機物質も巻き込んで石のように固まってしまう病気です。ほとんどは腎臓で形成され、診断時の結石の場所で腎臓結石、尿管結石、膀胱結石あるいは尿道結石などと診断名がつきます。腎臓結石、尿管結石が約95%を占め、膀胱結石、尿道結石は約5%ほどです。また後者は前立腺肥大症や尿道狭窄などの尿の出にくくなる状態の時に多くみられます。
原因は摂取する水分の不足や食事(偏食、カロリー過多)などが原因と思われますが未だに解明されていない部分が多いのが現状です。
そのほかに高カルシウム血症、尿路感染症、尿路通過障害(尿管狭窄、前立腺肥大など)、尿酸代謝異常(痛風など)、遺伝異常(シスチン代謝異常)なども原因になります。
性病(STD)
性病とは性感染症(STD)のことです。STDとは性行為(Sexually)で病原体が運ばれて(Transmitted)人に感染して発生する病気(Disease)という英語の頭文字をとったものです。
セックス・ネットワークの広がりにともない複数のパートナーを持つ男女が増えていることや、自覚症状が乏しいこと、避妊法や性感染症(STD・性病)予防についての知識がないこと、そして、性感染症(STD・性病)の高い感染率によって性感染症(STD・性病)はここ4~5年で急激に増加しています。
性病は早期治療、早期発見が肝心ですので、もしやと思われた方は早期に検査を行い、治療をすることをオススメします。
日帰り手術
包茎
ペニスの包皮が亀頭を覆っている状態を包茎といいます。
包皮を反転すれば亀頭が露出可能なのを仮性包茎、包皮口が硬くて反転できない状態を真性包茎といいます。真性包茎は無理に反転させると包皮がペニスを絞め、亀頭部の血行障害により、ペニスが浮腫を起こします。この状態をかんとん包茎といいます。真性包茎は保険診療の適応ですが、仮性包茎には保険診療 の適応がなく、自費診療になります。
パイプカット
パイプカットは左右の精管を切断することにより睾丸からの精子の排出を遮断する男性避妊手術です。
注意していただきたいのは、今後気持ちが変わって精管の再吻合手術を希望されても、妊娠率は極めて低くなりますので奥様と十分に話し合って決定してください。保険適応はなく、手術は自費となります。ご本人の他に奥様の承諾書が必要です。
前立腺針生検
前立腺癌の腫瘍マーカー(PSA)が高値の方に仙骨麻酔下に、
経直腸的にプローべを挿入し、前立腺を観察した後、前立腺針生検を行っています。